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糖尿病専門医による治療

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外来完結型の糖尿病診療

 ほんの数年前まで、糖尿病診療には入院が当たり前でした。糖尿病とは何か?どんな病気か?放置するとどうなるか?糖尿病についての知識の向上や、合併症のチェック、規則正しい生活と、その方にあった食事療法を体験し、合併症の発症予防や治療に取り組むきっかけにするための入院は、糖尿病教育入院と呼ばれ、実は今現在でも多くの病院で行われています。しかしながら、現在の多忙な患者さん側のニーズとはマッチしていないのではないでしょうか?糖尿病は入院ではなく、通院で治療する病気です。 HbA1cが10%以上あって入院を勧められたけど、入院する時間のない方、仕事や介護、子育てなどで入院が不可能な方、当院のめざす糖尿病診療は、外来完結型です。通院加療を希望される方は、当院へご相談下さい。入院加療と同じ診療レベルを維持するため、眼科専門医へのご紹介や、膵・肝の画像診断など、積極的に他院と連携を行っています。他科疾患や手術などで当院で十分な診療が出来ない場合は、主要な医療機関にご紹介いたします。

外来完結型の糖尿病診療

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 糖尿病の人口は、日本だけでなく世界中で爆発的に増加しています。そんな状況に歯止めを掛けるべく、世界中で様々な薬の開発研究が行われており、新薬の登場が期待されています。厚生労働省の承認を得るために行われる臨床試験は治験と呼ばれ、私は現在も新薬の治験に携わっております。
 東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科に在職中は、小児の1型糖尿病患者さんを始め、失明や下肢切断などの重篤な合併症を持つ患者さん、超高齢者の糖尿病患者さん、妊娠糖尿病の患者さん、また外国人の糖尿病患者さんの診療も行ってきました。糖尿病の治療で重要な点は、個人個人の病態を正しく見極めて、理解することです。しかし病態は時々刻々と変化していきますので、内服薬やインスリン注射を含む治療の定期的な見直しが必要です。慢性疾患であり、治療が長期にわたる例も多いため、間違った解釈で漫然と続けてしまうと、後々取り返しのつかない事態になることもあり得ます。すい臓は一人一つしかありません。大切に使いましょう。